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komiyama  小山
2024-09-16 23:59:36
3094文字
Public 公开
 

ご都合おにショタ 合您心意的正太

二次創作の極 二次创作的极致
書きたいとこだけ  只写想写的地方

 糸師凛には愛してやまない幼なじみがいる。  糸师凛有一个深爱着他的青梅竹马。
その幼なじみの名は潔世一。現在、狸寝入りをきめる凛の前で、凛を起こそうとぴょんぴょこしている小さな男の子である。
那个青梅竹马的名字是洁世一。此刻,他正站在决定装睡的凛面前,试图用蹦蹦跳跳的方式叫醒凛。

 鈴の転がるような可愛らしい声で「りんくん起きて〜!」と、耳元で囁く姿がまた愛らしい。ぐっすりと気持ちよさそうに眠る凛に配慮し、叫ぶではなく囁くを選択するあたりが、世一の優しさを現していると言えるだろう。当の本人は狸寝入りをしている訳だが。
他用铃铛般可爱的声音在耳边轻声说:「凛君,起床啦~!」这模样真是惹人怜爱。考虑到凛正舒服地熟睡,他没有大声喊叫,而是选择了轻声细语,这正体现了世一的温柔。虽然本人正在装睡。

 なかなか起きない凛に、凛を呼ぶ世一の声はだんだんと弱々しくなってきた。凛にとってはそんな世一も非常に愛おしいものであるが、凛は世一を泣かせたい訳では無い。ゆっくりと目を開け、大きな瞳にうっすらと涙の膜を張る世一を思いっきりぎゅっと抱きしめた。凛が世一に目を合わせた途端、世一は先程の悲しげな表情が嘘のように満面の笑みを見せる。
面对迟迟不醒的凛,世一呼唤凛的声音渐渐变得微弱。对凛来说,这样的世一也非常令人怜爱,但凛并不想让世一哭泣。他缓缓睁开眼睛,用力紧紧抱住了眼角微微泛泪的世一。凛一与世一对视,世一刚才悲伤的表情瞬间变成了满面的笑容。

 あまりの可愛さに凛はそのまろいほっぺに噛み付きたいという衝動に駆られたが、僅かな理性をフル稼働し押さえ込むことが出来た。危ない、これがキュートアグレッションなるものか、と朝っぱらから凛は身をもって体感する事となった。
可爱得让凛忍不住想咬一口那柔软的脸颊,但仅存的理智全力运转,勉强压制住了这股冲动。好险,这就是所谓的可爱侵略性吗?一大早就让凛亲身感受到了。


 凛と世一の出会いは6年前に遡る。それは凛が高校1年に上がったばかりの春のこと。小さな小さな赤ん坊を腕に抱いた、人の良さげな夫婦が「隣に引っ越してきました。潔です。これからよろしくお願いします」と糸師家に挨拶に来た。
凛与世一的相遇要追溯到六年前。那是凛刚升入高中一年级的春天。一对看起来很善良的夫妇抱着小小的婴儿,来到糸师家打招呼:“我们搬到隔壁了,我叫洁。以后请多多关照。”

 兄との決別によって、精神に大きなダメージを受けていた凛は顔を出す気などさらさら無かったのだが、両親に挨拶するよう命じられ渋々顔を出した。しかし、この渋々が凛の運命を大きく変える事となったのである。
与兄长的决裂给凛的精神带来了巨大的创伤,他根本不想露面,但被父母命令去打招呼,只好不情愿地现身。然而,这份不情愿却大大改变了凛的命运。

 まず凛を驚かせたのは、小さな生命の存在。凛は自身が弟なこともあり、新生児を目にしたことがなかった。初めて目にした赤ん坊はとても小さくふわふわとしていて、凛は何故か、赤の他人であるその赤ん坊がとても儚くて尊い存在のように思えた。
首先让凛感到惊讶的是,那小小的生命存在。凛因为自己有弟弟,所以从未见过新生儿。第一次见到的婴儿非常小,软绵绵的,不知为何,凛觉得这个与自己毫无关系的婴儿显得非常脆弱而珍贵。

 目を丸くさせ我が子を見つめる凛に、世一の両親は優しく声を掛けた。「少し触ってみますか?」と。凛は流れるようにこくりと首を縦に振っていた。
凛瞪大了眼睛凝视着自己的孩子,世一的父母温柔地问道:「要不要稍微摸摸看?」凛自然而然地点了点头。

 凛は恐る恐る人差し指で赤ん坊の頬に触れた。見た目通りのぷにぷにとした触感に、自然と頬が緩む。あまりの可愛さに人差し指を差し出したまま凛が固まっていると、世一の小さな手が凛の指をぎゅっと包み込んだ。その瞬間、凛は雷に打たれたかのような衝撃に襲われた。そして凛は決めた。この小さな生き物は死ぬまで俺が守る、と。
凛小心翼翼地用食指触碰婴儿的脸颊。那触感如外表般柔软,自然地露出了微笑。被那可爱的模样吸引,凛的食指僵在半空中,这时世一的小手紧紧握住了凛的手指。那一刻,凛仿佛被雷击中般受到了冲击。于是凛下定决心,要守护这个小生命直到他死去。


 凛は世一を死ぬほど可愛がった。それはもう溺愛に溺愛を重ねた。毎日隣の潔家に顔を出して世一に挨拶をしたし、休日は世一の両親と共に世一を抱いてショッピングに出かけたりもした。あまりの溺愛っぷりに流石の世一の両親も引いてしまうのではないかと思われたが、2人はとても寛大であった。いつでも快く凛を迎え入れてくれる潔家は、もはや第2の家族と言っても過言では無いだろう。
凛对世一宠爱到了极点。那已经是溺爱叠加溺爱了。每天都会去隔壁洁家露个脸,向世一问好,周末还会和世一的父母一起抱着世一去购物。如此溺爱,连世一的父母都可能会退避三舍,但两人却非常宽容。洁家总是愉快地接纳凛,简直可以说是第二个家了。

 世一がはじめて歩いた日、凛は泣きそうになった。そして仲違いしていた兄・冴と仲直りをした。世一という小さくて尊い天使のような生き物がこんなにも頑張って成長しているのに、俺は何をしているんだ、となった凛が行動を起こした結果である。やはり可愛いは全てを解決する。翌日、感謝の意を込めて凛は世一をいつも以上に可愛がった。冴にも嫌々ではあるが世一を紹介した。1年前の自分と同じように、世一の可愛さに殺られる冴は見ていて非常に愉快であった。
世一第一次走路的那天,凛差点哭了。然后和闹别扭的哥哥冴和好了。看到世一这个小小的、珍贵的天使般的生物如此努力成长,我却在做什么呢,凛因此采取了行动。果然,可爱能解决一切。第二天,怀着感激之情,凛比平时更加宠爱世一。虽然不情愿,但还是向冴介绍了世一。看到冴像一年前的自己一样,被世一的可爱所征服,真是非常有趣。


 そんなこんなで運命の出会いからはや6年。世一は6歳になり、ついこの間小学校に入学した。もちろん凛は入学式に参列したし、凛を見つけた瞬間の世一の笑顔は永遠に忘れられないだろう。小さく手を振る姿も非常に愛らしかった。やはり世一は天使と呼ぶに相応しい存在である。
就这样,从命运的相遇已经过去了六年。世一已经六岁,不久前刚上小学。当然,凛参加了入学典礼,世一看到凛时的笑容永远不会忘记。挥动小手的模样也非常可爱。果然,世一是个名副其实的天使。

 無事に世一の晴れ舞台を見届け幸せに包まれていた凛であったが、世一の児童デビューからわずか1週間後、とんでもない事件が起こった。あまりの可愛さによって、世一が不審者に誘拐されかけたのである。旅行者のフリをした不審者は、道案内を頼むことで人気のない場所へ世一を連れ込み、可愛い可愛い世一を攫ってやろうとしていたのだ。見かけたことの無い大人と共に歩く世一を不審に思った近所のおばさんが声を掛けてくれたことで今回は事なきを得たが、世一の優しさを利用した犯罪、そして一生守ると決意したのにいざという時に役立たなかった不甲斐ない己に、凛は怒りを隠せなかった。
凛在见证了世一的首次儿童亮相后,被幸福包围着,但仅仅一周后,就发生了一件意想不到的事件。由于世一的可爱程度,他差点被可疑人物拐走。伪装成旅行者的可疑人物,通过请求带路的方式,将世一带到了人迹罕至的地方,企图抓住可爱的世一。幸好,附近的一位阿姨对与陌生大人同行的世一产生了怀疑,上前询问,才得以避免这次危机。然而,世一的善良被利用的犯罪行为,以及自己虽然决心一生守护却关键时刻无能为力的无能感,让凛无法掩饰自己的愤怒。

 この事件をきっかけに、凛は世一がこれ以上危ない目に会わないよう、世一の両親に登下校の送迎を申し出た。凛くんが見てくれるなら安心できると世一の両親は喜んで承諾してくれた。凛との通学が決まってからというもの、世一は朝早くに糸師家に訪れ、凛を起こしに来てくれている。毎朝いちばんはじめに見るものが世一の笑顔であるこの生活は想像以上に幸せなものであった。
以此事件为契机,凛为了不让世一再遭遇危险,向世一的父母提出了接送上下学的请求。世一的父母很高兴地答应了,因为他们觉得有凛在就可以放心。自从决定和凛一起上学后,世一每天早上都会早早来到糸师家,叫醒凛。每天早上第一眼看到的就是世一的笑容,这样的生活比想象中还要幸福。


 世一との通学が当たり前になりつつあった6月。同級生であろう子供を3人引き連れた世一が、「お友達とも一緒に帰りたい」と凛に頼み事をしてきた。愛しの世一からの頼みだ。断る理由もないため、凛は世一と世一の友達であろう3人の計4人を車に乗せた。小学一年生のおしゃべり力とは素晴らしいもので、静かであった車内はあっという間に賑やかになった。
6 月,和世一一起上学已经成为常态。有一天,世一带了三个可能是同班同学的孩子,向凛请求:“我也想和朋友一起回家。”既然是心爱的世一的请求,凛没有理由拒绝,于是让世一和世一的三个朋友一共四人上了车。小学一年级的孩子们的聊天能力真是了不起,原本安静的车内瞬间变得热闹起来。

 算数が難しいやら、体育が楽しいやら、当たり障りのない会話に平和で何よりだと凛が感心していたのも束の間。ひとりの女の子が突然「わたし○○くんと結婚するの!」と声をあげたのだ。凛は思わず咳き込んだ。いつの時代も幼少期の告白を飛び越えたプロポーズは健在なようで、女の子の発言を皮切りに4人はその話題で盛り上がり始める。凛は耳をすませた。世一に変な虫がついていないか、変な奴に誑かされていないかを知るために。もし好きな人がいるのなら、そいつは世一に見合った人間であるかを見極める必要がある。
数学难懂,体育有趣,无关痛痒的对话和平无事,凛对此感到欣慰,但这一切转瞬即逝。一个女孩突然大声宣布:“我要和○○君结婚!”凛不禁呛了一下。无论哪个时代,跳过幼年时期的告白直接求婚的现象似乎依然存在,女孩的发言引发了四人的热烈讨论。凛竖起耳朵,为了确认世一是否被奇怪的虫子缠上,或者是否被坏人欺骗。如果有喜欢的人,必须判断那人是否配得上世一。

 結論から言うと、凛は世一の好きな人を知ることが出来なかった。なぜなら好きな人ならぬ結婚したい人を聞かれた世一の答えが「んーないしょ!」であったからである。非常に可愛かった。可愛かったのだが!これは結婚したい人自体は存在するという事だろう。凛は絶望した。りんくん!りんくん!と、自身にとても懐いてくれていた世一が手元から離れる日も近いのかもしれない。
结论是,凛没能得知世一喜欢的人。因为当被问及是否有想结婚的人时,世一的回答是“嗯……保密!”非常可爱。虽然很可爱!但这意味着世一确实有想结婚的对象。凛感到绝望。凛君!凛君!对自己非常亲近的世一可能很快就会离开自己身边。


 3人のお友達をそれぞれの自宅へ送り届け、車内はいつも通り凛と世一の2人きりになった。世一はいつもの助手席に座り直す。1年生の小さな体にはまだ大きく見えるランドセルを膝に抱え、ちょこんと座る姿がこれまた可愛らしい。やはり世一は可愛いの権化であると凛は再認識した。
将三位朋友分别送回家后,车内又恢复了往常的凛和世一两人的状态。世一重新坐回副驾驶座。小小的身体抱着看起来还很大的书包,端坐的样子十分可爱。凛再次意识到,世一果然是可爱的化身。

 糸師宅に到着するも、いつもはすぐ車から飛び出る世一が、なぜか助手席に座り続けていた。凛が世一に声を掛けようとした寸前、先に世一が口を開いた。
到达糸师家时,平时总是立刻从车里冲出去的世一,不知为何一直坐在副驾驶座上。凛正要向世一搭话时,世一先开口了。

「りんくんはさ、よっちゃんの結婚したい人、気になる?」
「凛君啊,你对小糸要结婚的对象,好奇吗?」

気にならないわけが無いだろ!!凛は思わず叫びそうになったが、世一をビビらせてはいけないと冷静になる。
怎么可能不好奇!!凛差点忍不住大喊出来,但想到不能吓到世一,便冷静了下来。

「正直すげぇ気になる」  「正直,超在意」
凛の返答におかしなところは無かったはずだが、世一はくふくふと笑い出した。
凛的回答应该没有奇怪的地方,但世一却咯咯地笑了起来。

「りんくん耳かして!」  「凛君,听我说!」
凛が言われた通り世一に耳を近づけると、凛の耳元で世一は語り始める。
凛按照指示将耳朵贴近世一,世一便在凛的耳边开始诉说。

「あのね、さっきは恥ずかしくて言えなかっんだけどね、、よっちゃんの結婚したい人はりんくんなんだよ!」
「那个啊,刚才因为害羞说不出口,其实,小世想结婚的对象是凛君哦!」

そう言って頬を桃色に染め上げ、えへへと笑う世一は天使であったし、凛はありとあらゆる感情が爆発した。
说完,世一的脸颊染上了桃红色,羞涩地笑着,宛如天使一般,而凛心中所有的情感都爆发了。

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